気に入っていた年下の子の異動後の姿

同じ仕事の関連で、同志とも言える仲間の一人だった彼。

仕事のできる人だったのに、お役所の決まりで異動が発令してしまった。

自分よりはうんと年下で、ハンサムではないが、素朴で穏和な雰囲気を持つ、人柄の良い人だった。

故郷も同じで、心の可愛い人だったので、私もとても可愛がっていた。

これまでとは全く違う畑違いの仕事に回され、内心ではつらかろうな、と不憫に思っていた。

連絡はしても返事は来なかったが、きっとしっかり立ち直って頑張ってくれているだろう、と思っていた。

心の片隅にはいつも彼のことが気がかりでいる自分があった。

それが今日、とうとう返事が来て、まずまず何とか無事に過ごしているようで大いに安堵したのだった。

自分の恋人候補でもなく、友達というほどでもなく、職場で長年の付き合いというのでもない。

でも気に入った子で、いい子だったので、気に掛けていたのだった。

ああ、良かった、元気に頑張ってくれている、そう感じられただけで晴れ晴れする気がする。

またいつかきっと、自分の好きな道に戻れる、そう信じて目の前の仕事に励んでいて欲しい。

神様はきっと見ていてくれるよ、健気なあなたを。

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